秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
「うん。まだ仕事が残ってると言ってたんだけど、その割にはすぐに帰ったんだよね。広瀬さんがまだ仕事をしていると思って帰ってきたのかなと思ったんだけど……」
まさか、戻ってくるなんて思ってもいなかった。
「そう、ですか……」
だとしたら、私がいないことを確認してすぐに家に帰ったのかもしれない。
伊吹さんに心配をかけてしまったことは、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
でも、梶さんにあんなことを言われて、伊吹さんを待っているなんてこと、私にはできなかった。
秘書室に戻ると、伊吹さんは他の秘書と打ち合わせをしていた。
私は彼に言われた通り、資料を探し始めた。
そして、それがすべて整うと、伊吹さんに提出した。