秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
「魅力だらけじゃないか。一瞬一瞬を全力で生きている悠里は、俺には眩しい存在だ。それに、ちょっとウブなところもかわいくてたまらない」
彼はそう言いながら私の顔を覗き込む。
「悠里を傷つけたのは俺だ。だから悠里になにか言える立場じゃないことはわかってる。でも、お前が好きでたまらない。お前がいなくなって、その気持ちを再確認した」
眉をひそめ苦しげな顔をする彼は、私から視線を外そうとしない。
そして……。
「愛してるんだ」
そのひと言に、心が大きく動いた。
「……私、だって……」
涙がポタリとこぼれる。
私だって、あなたが好き。
あなたのいない夜がどれだけ寂しいのか知った。
あなたの大きな手が、どれだけ私の心を安らかにしてくれていたのか、わかった。