秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
あなたの存在は、もう私の一部なの。
「悠里……」
彼の声が震えている。
こんなに自信なさげな彼を初めて見た。
「俺に一生愛させてくれ」
彼の言葉で完全に涙腺が崩壊した。
すると彼は私を優しく引き寄せ、肩で泣かせてくれる。
それでも強く抱きしめないのは、私を気遣ってのことだろう。
しばらく泣かせてくれた彼は、突然「今から、梶のところに行く」と言いだした。
「えっ? どうして?」
「梶の前で、悠里が一番大切な女だと宣言する」
伊吹さんがそんなことを言うのに驚きすぎて、一瞬思考が止まる。
「そんなこと、してくれなくても……」
それに、今からって……もう真夜中だ。
「梶にも、適当なことを言って悠里を傷つけたことを、謝らせる」