秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
彼の決断力と行動力は仕事でもう十分すぎるほど知っているけれど、こんな形で発揮しなくても……。
でも、私への気持ちがいい加減なものではないときちんと示してくれようとしているのは、伝わってくる。
彼はすぐに、私を連れてホテルを飛び出した。
ハンドルを握る彼は、それからなにも言わない。
でも、隣にこうしていてくれるだけで、ホッと気が抜ける。
仕事の時もそう。
彼は厳しく少しも手を抜けないけれど、彼がいてくれるだけで緊張が和らぎ、次のことが冷静に考えられる。
私ひとりになってしまうと途端にオロオロして余裕がなくなるのは、いつも彼に守られている証なのかもしれない。