秘書室室長がグイグイ迫ってきます!

この一週間、どれだけ我慢したか。
どれだけこうして抱き寄せたかったか。

すると彼女も俺に体を預けてくるから、たまらない。


「今日はどこにも行かず、ふたりでゆっくり過ごそう」

「えっ? どこも行かないんですか?」

「疲れてるだろ?」


俺がそう言うと、悠里は「バレちゃった」と言いながらコクンとうなずく。


「悠里はよく頑張ってるよ」

「本当に?」


上司という立場上、どうしても叱らなければならないこともある。
だけど、彼女の頑張りは着実に仕事の成果として表れている。


「でも今日は上司じゃない」

「はい」


俺がそう言うと、彼女は再びうなずいた。


「風呂、入る?」


温泉に来たからには何度でも入りたい。
この部屋には家族風呂がついている。
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