秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
「あぁぁっ、ふたりでゆっくりするんですよね。疲れることは、しないですよね」
それは……拒否しているのか?
クソッ。
さっきのは失言だった。
出かけずにゆっくりしようという意味で、シないとは言ってない。
「まぁ……」
俺、今、思いきり不機嫌な自信がある。
釘を刺されてしまっては、おとなしくするしかない。
彼女のお腹辺りに手を回して密着するだけで耐えに耐えた。
俺を先に追いだした悠里は、白い肌を真っ赤に染めて風呂から出てきた。
「ビールでも飲むか?」
「ううん。お水で。伊吹さんはどうぞ」
「あぁ」
彼女の浴衣姿に、視線が釘付けになる。
返事をしたのに、ビールなんてどうでもいい。
「悠里、よく似合ってる」
「ありがとうございます。伊吹さんも」