秘書室室長がグイグイ迫ってきます!

狭い布団に悠里とふたり。
たまらず彼女を抱き締めると、悠里もしがみついてくる。

我慢だ、俺。


「少しだけ、こうしてていいですか?」

「もちろん、いいぞ」

「ありがとうございます。あの、疲れがとれたら……だ」


悠里はなぜか途中で口をつぐむ。


「なんだ。どうした?」


俺がそう言うと、彼女は俺の胸元に顔をうずめてしまう。
そして……。


「後で、抱いて……」


一瞬頭が真っ白になる。
拒否されているとばかり思っていたのに違うのか?
今は本当にヘトヘトなだけで……。


「悠……」


彼女に声をかけようとすると、スースーと寝息が聞こえてきて思わず脱力した。
悠里、これはある種の拷問だぞ?

「はぁ」と盛大な溜め息が漏れるものの、仕方ない。
お前のことが好きすぎて、逆らえないんだからな、俺は。


「これくらいは許せ」


腕の力を緩め彼女を仰向けに寝かせ直すと、その柔らかい唇に、唇を重ねた。

くそー!
我慢だ、俺。



【純愛に我慢はつきものです END】
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