秘書室室長がグイグイ迫ってきます!

とはいえ、やっぱりパジャマというのもはばかられて、ダボタボのセーターとスキニージーンズに変えた。


「私、待ってるみたい」


彼が飲んだコーヒーカップを片付けた後、正座して彼の到着を待っているのが自分でもおかしい。

ソワソワして落ち着かなくなり、パソコンを立ち上げ仕事をしようとすると……。


「あれ……」


私がやるはずだった仕事が片付いている。
もしかして高畑さんが?

あの人の能力をもってすれば、私の仕事なんてなんでもないのかもしけないけど……。
本当に私は必要なんだろうか。


すると、チャイムが鳴り、高畑さんが帰ってきた。


「雪、やんだぞ」


この冬一番の寒気は、ようやく過ぎ去ったようだ。


「ほら」


彼が私に差し出したのは大量のアイスクリーム。
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