秘書室室長がグイグイ迫ってきます!

「本当にすみませんでした。でも、あの、なにか……」


あまりに見つめられるから、叱られるかも、と思ったけれど……。


「広瀬のジーンズ姿ってのも新鮮だ。あと、そのセーター、屈むとブラが見えるぞ」

「えっ! 嘘……」


見られた? と思って慌てると、「まだ見てないけどな」と言われて真っ赤になる。
こんなことになるなら、タートルネックでも着ておけばよかった。


「あっ、コーヒー!」


彼の前にいることがいたたまれなくなって、コーヒーを淹れにキッチンに向かった。


「あの、どうぞ」


私は彼とは九十度の位置に座り、コーヒーを差し出した。


「ありがと。広瀬の家のコーヒー、うまいな」

「あっ、聡さんが今のは少し苦いとおっしゃっていたので、別のものに変えた方がいいかと思いまして。先に自分で飲んでみようと……」
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