秘書室室長がグイグイ迫ってきます!

「いえ。私、お付き合いするとは……」


言ってない。
もう彼女のような扱いを受けているから、告白に頷いてしまったのではないかと、不安になる。


「わかってる。でも、お前が俺のものになるのは、時間の問題だから」

「はぁ……」


『すぐに惚れさせる』と言った彼だけど、この揺るがない自信を私にも分けてほしい位だ。


離れることを拒否されてしまった私は、仕方なくそのままテレビを見ていた。

でも、バラエティ番組を見ながら声を上げて笑う彼に驚き、彼の印象が徐々に変化していく。
怖いだけの人じゃない。


「あの、昼食は作れますから、スーパーに行ってきます」


ずっとくっついていると、緊張で息苦しい。
なんとか離れるためにそう提案すると、「病み上がりだからダメだ」と却下されてしまった。

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