秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
私をからかって遊んでいるのかと思ったけれど、彼はいたって真面目な顔をしていた。
それから、さっきの買い物のときに、彼がついでに借りてきたDVD鑑賞することにした。
ソファに並んでふたりで座ると、彼は緊張気味の私の腰に手を回し、引き寄せる。
いちいち動作がスマートで、そのたびに胸が高鳴る。
彼が借りてきたのは意外にも恋愛もの。
こんな映画とは縁遠い人だと思っていたからこれまた意外だった。
「あ……」
切ないすれ違いに思わず声を上げ、こぼれそうになる涙を隠すと、彼は私の頭を自分の肩に寄りかからせる。
その行為がなんだか優しくて、我慢していた涙がこぼれてしまった。
やがて映画が終わるころには、泣きすぎて目が真っ赤になってしまった私。