続、まだ恋は始まらない
実は私、足はちょっと自信が有るから追いつけないと思うけど、念には念を入れて、途中でわき道に入って息を潜める。

「どうして?」

慌てた様子の水口修也が駅に向かって、走っていく。

何で?慌ててるの?何で走ってるの?

水口修也の行動が理解出来ない。

これって、逃げるものを追いたくなる肉食獣の本能?!もう、この時点で私は獲物決定?!

ううう。怖くて駅に行けない。

暫くしてから辺りを伺うようにわき道から出て、駅とは逆の通りに出てタクシーを拾う。

あぁ要らない出費だ。

でも、獲物認定されたとして、私は明日からどうしたら良いの?

帰りのタクシーの中、そんな事を考えていた。
< 9 / 19 >

この作品をシェア

pagetop