女の秘密 -序章-



だが、顔を合わせたくなかったので、探すのを諦めて部屋を後にする。


「もう会うことも無いでしょうけど助かったわ」


そう言って、部屋を出た。

部屋にはメモを残した。

昨日の礼と、部屋代を受け取って欲しいと。

ホテルを出て、少し歩くと大きな通りに出た。


『ここは・・・』


見た事のある通りにホッとしつつ、スマホを取り出し電話をかける


「あぁ、黒崎?朝早くで悪いけど、迎えに来てくれるかしら。場所は・・・」
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