呼吸(いき)するように愛してる
フゥー…と、静かに息を吐いた。

「ものすごく恥ずかしかった。ものすごく痛かった。……だけど、それまでで一番幸せだった!」

それだけ一気に言うと、みちるちゃんは両手で顔を覆って首を左右に振る。

「ごめん!美羽!……私にはこれが限界……」

みちるちゃんの赤く染まった耳を見ながら、ここまでか……と、小さく溜め息をついた。

予想していた事を言われ、さらに不安が増したような……

でも最後の「それまでで一番幸せ」て……

それがどういう意味なのか、みちるちゃんに訊きたかったけど、これ以上の追求は無理そうだ。

マイナスの感情ばかりではないんだ。自分を、そう納得させる事にしよう!

「みちるちゃん、ありがとっ!」

顔を隠したままの親友に、そう声をかけた。

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