呼吸(いき)するように愛してる
だから、どんなに意地悪をされても、からかわれても、私も、お姉ちゃんの事が大好きだ!
思わずフニャッと笑った私を、匠くんも優しく微笑みながら見ていた。
「さあ、早く帰ろう!みんな心配してるから。美音の長~いお説教も、待ってるだろうけど」
「うん!」と私も大きく頷いた。
ベンチから立ち上がった匠くんは、座っている私の前に来て膝を着いた。
そっと私の右足を掴むと、匠くんの顔の高さまで上げた。
「靴擦れ、痛そうだけど、歩ける?」
目線を、私の足から顔に移動させながら、訊かれる。
あの時は、もう一歩も歩けない気がしていたけど、匠くんと一緒の今なら、大丈夫な気がした。それにもう、これ以上、迷惑はかけたくない。
「うん、歩ける!」
私が答えると匠くんが、足の裏の砂を払って、サンダルを履かせてくれた。短冊も渡される。
匠くんが立ち上がって、私の前から少しだけ横に避ける。
私は、そっとベンチから降りる。…大丈夫、かな……?
ゆっくり一歩、二歩と足を進める。
「いたっ!!」
小指にわずかに体重がかかって、サンダルと擦れたとたん、あまりの痛さにしゃがみこんでしまった。
私の足はもう、本当に限界だったんだ……
どうしよう……早くお家に、帰りたいのに……
「やっぱり、痛いよな」
匠くんはそう言うと、私に背中を向けてしゃがんだ。
「匠くん?」意味がわからなくて、名前を呼んだ。
「おんぶするから、僕の背中に乗って!」
「えっ!?」
「美羽、もう自分で歩けないだろ?僕がおんぶして帰るから!」
思わずフニャッと笑った私を、匠くんも優しく微笑みながら見ていた。
「さあ、早く帰ろう!みんな心配してるから。美音の長~いお説教も、待ってるだろうけど」
「うん!」と私も大きく頷いた。
ベンチから立ち上がった匠くんは、座っている私の前に来て膝を着いた。
そっと私の右足を掴むと、匠くんの顔の高さまで上げた。
「靴擦れ、痛そうだけど、歩ける?」
目線を、私の足から顔に移動させながら、訊かれる。
あの時は、もう一歩も歩けない気がしていたけど、匠くんと一緒の今なら、大丈夫な気がした。それにもう、これ以上、迷惑はかけたくない。
「うん、歩ける!」
私が答えると匠くんが、足の裏の砂を払って、サンダルを履かせてくれた。短冊も渡される。
匠くんが立ち上がって、私の前から少しだけ横に避ける。
私は、そっとベンチから降りる。…大丈夫、かな……?
ゆっくり一歩、二歩と足を進める。
「いたっ!!」
小指にわずかに体重がかかって、サンダルと擦れたとたん、あまりの痛さにしゃがみこんでしまった。
私の足はもう、本当に限界だったんだ……
どうしよう……早くお家に、帰りたいのに……
「やっぱり、痛いよな」
匠くんはそう言うと、私に背中を向けてしゃがんだ。
「匠くん?」意味がわからなくて、名前を呼んだ。
「おんぶするから、僕の背中に乗って!」
「えっ!?」
「美羽、もう自分で歩けないだろ?僕がおんぶして帰るから!」