呼吸(いき)するように愛してる
私は俯いて、残しておいたシフォンケーキを食べた。……シフォンケーキのおいしさなら、わかるもん!
そんな私を、静かに見守っていた匠くんが口を開いた。
「このプリンは、大人の味だよね。…小さい頃、母さんが家でよく作ってくれたプリンの方が、僕は好きだな」
匠くんが、私の味方をしてくれたようで嬉しくて、顔を上げ匠くんを見て笑った。
その後、その時の様子を聞いたともママが、“おうちプリン”を家まで届けてくれた。
「そうだよね。美羽ちゃんには、あれは苦いよね。うん!すごく勉強になった。ありがとう!」
ともママにそう言われて、何だか照れくさかった。そして、ともママの“おうちプリン”は最高においしかった。
私と匠くんは『七歳』も年が離れている。どんなに私が背伸びをしたとしても、それはこれからもずっと変わらない。それも、よ~くわかっているつもり。
でも……匠くんは、心も身体もどんどん大きくなっていくのに、私はいつまでも小さいままで。その“差”は、小さくなるどころか、どんどん開いていっている気がする。
このまま匠くんは、私の手の届かない所に行ってしまうのではないか……と、ついつい不安になってしまう。
その匠くんが、私と同じ“おうちプリン”の方が好きだと言ってくれた……
匠くんは、私の傍にいてくれる……何となく、そう思えた。
「っ!匠くん、美羽、要お兄ちゃんには、会ってないよ!お話しただけだから!美羽のお熱は、要お兄ちゃんのせいじゃないし、匠くんとの約束、ちゃんと守ったよ!」
匠くんに言わなきゃ!と決めていた事を思い出し、匠くんの目を見て、一生懸命に伝えた。
匠くんは、私の言葉を微笑みながら聞いていた。一気に話して、ハッ!と息をつけば、いつもしてくれるように、優しく頭を撫でてくれた。
「うん、わかってるよ。今日は、栗原家を代表して、僕がお見舞いにきたんだ。…それと、美羽の作ったクッキー、すごくおいしいよ。ありがとう!」
そんな私を、静かに見守っていた匠くんが口を開いた。
「このプリンは、大人の味だよね。…小さい頃、母さんが家でよく作ってくれたプリンの方が、僕は好きだな」
匠くんが、私の味方をしてくれたようで嬉しくて、顔を上げ匠くんを見て笑った。
その後、その時の様子を聞いたともママが、“おうちプリン”を家まで届けてくれた。
「そうだよね。美羽ちゃんには、あれは苦いよね。うん!すごく勉強になった。ありがとう!」
ともママにそう言われて、何だか照れくさかった。そして、ともママの“おうちプリン”は最高においしかった。
私と匠くんは『七歳』も年が離れている。どんなに私が背伸びをしたとしても、それはこれからもずっと変わらない。それも、よ~くわかっているつもり。
でも……匠くんは、心も身体もどんどん大きくなっていくのに、私はいつまでも小さいままで。その“差”は、小さくなるどころか、どんどん開いていっている気がする。
このまま匠くんは、私の手の届かない所に行ってしまうのではないか……と、ついつい不安になってしまう。
その匠くんが、私と同じ“おうちプリン”の方が好きだと言ってくれた……
匠くんは、私の傍にいてくれる……何となく、そう思えた。
「っ!匠くん、美羽、要お兄ちゃんには、会ってないよ!お話しただけだから!美羽のお熱は、要お兄ちゃんのせいじゃないし、匠くんとの約束、ちゃんと守ったよ!」
匠くんに言わなきゃ!と決めていた事を思い出し、匠くんの目を見て、一生懸命に伝えた。
匠くんは、私の言葉を微笑みながら聞いていた。一気に話して、ハッ!と息をつけば、いつもしてくれるように、優しく頭を撫でてくれた。
「うん、わかってるよ。今日は、栗原家を代表して、僕がお見舞いにきたんだ。…それと、美羽の作ったクッキー、すごくおいしいよ。ありがとう!」