呼吸(いき)するように愛してる
普段を知らないから、想像なんだけど。この辺りもきっと、いつもより人が多いと思う。
踊りに出るのであろう、お揃いの浴衣を着た人達も見かける。
首にタオルを巻いて、大きな声を出している人達は、夏祭りの関係者かな?
そんな中を歩いて行くと、茶色い四角い建物が見えてきた。浴衣を着た人達の姿が、グッと増える。
「あれが、控え場所になっている施設だと思う」
少し歩く速度を落としたみちるちゃんが、建物を見ながら言った。
私の鼓動が、速く強くなっていく。
建物の玄関が見えてくると『○○コミュニティセンター』と書いてあった。
たくさんの浴衣を着た人達。何人かで話している人、お弁当を食べている人、手足を動かして踊りの最終確認をしている人……
独特の、祭りの熱気を感じる。
浴衣姿の人達はたくさんいるけど、匠くんなら、すぐに見つけられると思う。背が高くて目立つはずだし、私には匠くんの周りだけ、空気が違って見えるから……
みちるちゃんと二人、立ち止まってキョロキョロしていると……
「いたっ!」「えっ!?」
さっきまでの、みちるちゃんに先導されていた私じゃない。
たくさんの人達の間を縫うように、ズンズンと歩いて行く。
匠くんに会ったら、何を話そう……何て言われるんだろう……そんな不安な気持ちは「匠くんに会える!」と思った瞬間、全部吹き飛んだ。
ただ、匠くんだけを目指して突き進む。
コミュニティセンターの建物の左端の方、緑色の四つ葉のクローバーが散らされた浴衣を着ているグループを発見していた。
銀行のホームページを見て、浴衣の柄はチェックしていたんだけど、知らなくても、すぐにそれだとわかるいかにもな『四つ葉のクローバー』。まっ、当然か。
近付いていくと、三人で話している人達の後ろに、二人で話しているスラッと背の高い人がいる。
踊りに出るのであろう、お揃いの浴衣を着た人達も見かける。
首にタオルを巻いて、大きな声を出している人達は、夏祭りの関係者かな?
そんな中を歩いて行くと、茶色い四角い建物が見えてきた。浴衣を着た人達の姿が、グッと増える。
「あれが、控え場所になっている施設だと思う」
少し歩く速度を落としたみちるちゃんが、建物を見ながら言った。
私の鼓動が、速く強くなっていく。
建物の玄関が見えてくると『○○コミュニティセンター』と書いてあった。
たくさんの浴衣を着た人達。何人かで話している人、お弁当を食べている人、手足を動かして踊りの最終確認をしている人……
独特の、祭りの熱気を感じる。
浴衣姿の人達はたくさんいるけど、匠くんなら、すぐに見つけられると思う。背が高くて目立つはずだし、私には匠くんの周りだけ、空気が違って見えるから……
みちるちゃんと二人、立ち止まってキョロキョロしていると……
「いたっ!」「えっ!?」
さっきまでの、みちるちゃんに先導されていた私じゃない。
たくさんの人達の間を縫うように、ズンズンと歩いて行く。
匠くんに会ったら、何を話そう……何て言われるんだろう……そんな不安な気持ちは「匠くんに会える!」と思った瞬間、全部吹き飛んだ。
ただ、匠くんだけを目指して突き進む。
コミュニティセンターの建物の左端の方、緑色の四つ葉のクローバーが散らされた浴衣を着ているグループを発見していた。
銀行のホームページを見て、浴衣の柄はチェックしていたんだけど、知らなくても、すぐにそれだとわかるいかにもな『四つ葉のクローバー』。まっ、当然か。
近付いていくと、三人で話している人達の後ろに、二人で話しているスラッと背の高い人がいる。