呼吸(いき)するように愛してる
──そして、あの日。
お姉ちゃんが「また、美音ちゃん大好き!て言われちゃった!」て言い出した。
可愛いお姉ちゃんはモテていた。小学生男子には、お姉ちゃんが隠しているちょっと…かなり『女王様なところ』は、見破れないらしい。
「お姉ちゃんは、だれがいちばんすき?」
いつも通り匠くんの膝の上に座りながら、お姉ちゃんに訊いた。
お姉ちゃんは、フフン…と鼻で笑った。
「そんなの、すぐに決めないから!また、誰かに告白されるかもしれないし!」
「ふ~ん……美羽がだいすきなのは、たっくん兄たん!ず~っといっしょにいるの!」
匠くんを見上げながら言ったら、匠くんもニッコリ笑ってくれた。
たっくん兄たん、カッコいい~!!
私の大好きな優しい笑顔に、私の両目はハート型になった。
「美羽にとって、匠くんは『お兄ちゃん』だよね?」
お姉ちゃんが、小首を傾げて言った。私は、何となくわかってた。お姉ちゃんが、こんな風にかわいく首を傾げる時は、意地悪を言う時だって……
「…そう、だよ……」
「『お兄ちゃん』とは、ずっと一緒にいられないんだよ。一緒にいられるのは、匠くんの『特別な子』。匠くんと結婚した女の子だけ!」
「っっ!!」
お姉ちゃんの言葉に、私は顔を歪めた。『お兄ちゃん』とは、ずっと一緒にいられないの……?
「美音!どうしてそんな意地悪を言う?」
匠くんがお姉ちゃんに優しく注意する。『お兄ちゃん』と私が思っているだけで、私と匠くんは、本当の兄妹じゃないんだから。
そういう事、まだ小さかった私はわからなかったけど、ちゃんとわかってるお姉ちゃんが私に言うのはただの意地悪だ。
匠くんの注意を無視して、可愛く微笑みながらお姉ちゃんは、私をじっと見つめる。
「ちがうもん!たっくん兄たんは、お兄ちゃんじゃないもんっ!」
私はお姉ちゃんを見返しながら、必死に言った。
「美羽!美音の言ってる事は、気にしなくていいから」
お姉ちゃんが「また、美音ちゃん大好き!て言われちゃった!」て言い出した。
可愛いお姉ちゃんはモテていた。小学生男子には、お姉ちゃんが隠しているちょっと…かなり『女王様なところ』は、見破れないらしい。
「お姉ちゃんは、だれがいちばんすき?」
いつも通り匠くんの膝の上に座りながら、お姉ちゃんに訊いた。
お姉ちゃんは、フフン…と鼻で笑った。
「そんなの、すぐに決めないから!また、誰かに告白されるかもしれないし!」
「ふ~ん……美羽がだいすきなのは、たっくん兄たん!ず~っといっしょにいるの!」
匠くんを見上げながら言ったら、匠くんもニッコリ笑ってくれた。
たっくん兄たん、カッコいい~!!
私の大好きな優しい笑顔に、私の両目はハート型になった。
「美羽にとって、匠くんは『お兄ちゃん』だよね?」
お姉ちゃんが、小首を傾げて言った。私は、何となくわかってた。お姉ちゃんが、こんな風にかわいく首を傾げる時は、意地悪を言う時だって……
「…そう、だよ……」
「『お兄ちゃん』とは、ずっと一緒にいられないんだよ。一緒にいられるのは、匠くんの『特別な子』。匠くんと結婚した女の子だけ!」
「っっ!!」
お姉ちゃんの言葉に、私は顔を歪めた。『お兄ちゃん』とは、ずっと一緒にいられないの……?
「美音!どうしてそんな意地悪を言う?」
匠くんがお姉ちゃんに優しく注意する。『お兄ちゃん』と私が思っているだけで、私と匠くんは、本当の兄妹じゃないんだから。
そういう事、まだ小さかった私はわからなかったけど、ちゃんとわかってるお姉ちゃんが私に言うのはただの意地悪だ。
匠くんの注意を無視して、可愛く微笑みながらお姉ちゃんは、私をじっと見つめる。
「ちがうもん!たっくん兄たんは、お兄ちゃんじゃないもんっ!」
私はお姉ちゃんを見返しながら、必死に言った。
「美羽!美音の言ってる事は、気にしなくていいから」