妄想オフィス・ラブ ~キスから始まるエトセトラ~
あまりに急な展開についていけず、反射的に目を閉じる。
幾度となく角度を変えられて、食べられるようなキスをされる。
さすがに苦しくなってきて、体も支えられなくて、高宮のシャツをキュッとつかむ。
「んッ………はぁ」
キスの合間に息を吸おうと思わず開いた口から、スルリと舌が入ってきた。
容赦なく動き回る舌に段々と深くなるキスに全身の力が抜けていく。
最後にリップ音を鳴らして唇が離れると、高宮の胸に倒れ込んでしまい、抱き留められた。
耳元に高宮の気配がする。
「柴崎……勘違い……してくれないか?」
中々整わない息のまま答える。
「んっ……はぁ……はぁ…………勘違い…なの?」
がばっと高宮が私を覗き混み、
「いやっっっ。違う。勘違いじゃなくて、あれ?勘違いなのか?」
ちょっと待て、と1人ぶつぶつ考え出す。
「あは。あはははは。何言ってるのよ」
慌てる高宮が可愛くて、抱き締められたまま笑いが漏れる。
「ねぇ高宮?……自惚れていいの?」