妄想オフィス・ラブ ~キスから始まるエトセトラ~
「そう。それだ!」
どれだよ……。
「高宮?私は言葉が欲しい。自惚れを確信に変える言葉が聞きたいな」
高宮に抱き締められたまま私も腕を腰に回して抱き締め返す。
ここまで来たらさすがに私でもわかる。
だけど、やっぱり雰囲気で流されたなんて事もありえなくはない。
高宮がそんな男かどうかじゃなくて、安心、したいんだ。
頭を強く抱き込まれ、高宮の胸に押し付けられた。
「…………………好きだ」
「ッッ」
「好きなんだ。…付き合ってくれないか?」
「ッ……はい」
「はぁーーー。緊張した」
「ふふっ。嬉しい」
きゅっと腰に回した手に力を込める。
高宮からも抱き締め返された。
「高宮?」
「なに?」
頭に高宮の顎が乗り、はぁっと吐息が漏れる。
「ふふっ。大好き」
「っっ」
「ずっと好きだったの」
「……っ」
「だから嬉しい」
「……っ」
高宮の匂いが気持ちいい。
思わず胸に埋めていた顔をスリスリ刷り寄せる。
「ふふっ。高宮いい匂いがする」
「さ……さっき走ったから汗くさいだろ?」
「そんなことないよ。いい匂い」
「……っ」
「ははは。私変態っぽい」
「……っ」
「ふふっ。駄目だ。にやけて笑えちゃう」
「……っ」