妄想オフィス・ラブ ~キスから始まるエトセトラ~
「このままここに居ると、確実に襲うからな。処女にはキツいだろ」


「なっっ、、、!!何度も言わないで下さい!」


「クククッ、だから帰るぞ。言っただろ?俺の家は徒歩圏内だ。明日は休みだしなぁゆっくり出来るな?」


そう言う三嶋課長は、愛しいものを見るように甘く、幸せそうで。


「ッ、、、、」


もう何も言えずに頷くことしか出来なかった。
だけど、やられっぱなしは頂けない。
この『俺様』の、余裕な顔を崩してみたい。


「………分かりました。ちゃんと、大切にして下さいね。………隼人さん」


手を引かれながらそう言った後、少し前を歩いていた三嶋課長がピタリと止まった。


「なっ、、、!!!!」


おや?っと、覗き混んで顔を見上げてみると、みるみると耳の先まで赤くなった。
空いている左手で口元を隠し、覗き込んだ私を目を見開いて凝視する。


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