妄想オフィス・ラブ ~キスから始まるエトセトラ~
入社当初から人当たりのいい笑顔で、社内のお姉様がたから可愛がられ、要領のいい仕事ぶりで上司からも可愛がられる。
無駄に高い身長と高い顔面偏差値で、社内では1位、2位を争うモテ男っぷり。
そんな高宮との『同期』としての位置を壊す勇気もなく3年もの片想いをしてきたわけだけど、なんだこの状況。
どうする?どうしたらいい?
抱き締められたまま身動きが取れない。
「ねぇ…離してくれないかな?駄目だって。私こーゆうこと慣れてないからどうしたらいいのか全然分かんないんだけど」
ため息混じりにそう伝えれば、
「嫌だ」
なんて言われてみたり。
おい。なんでだよ。
「なんで月初は用事があるんだよ」
「えっ?そこそんなに気になるところ?」
「いいから教えろよ。言えないのかよ」
「いや?逆にそんな引っ張る話じゃないんだけどな。え?この体勢のまま?」
早く言えよとばかりに抱き締める腕に力が入る。