ごめんね、キミが好きです。~あと0.5ミリ、届かない想い~
「完全にさ、俺の八つ当たり。叶はぜんぜん悪くないし、ひとつも責任なんかない。でもまだガキだった俺は、誰かを責めずにいられなかったんだ」
もうこれ以上自分を責めることはできなかったから、責める相手は、親友以外に見当たらなかった。
甘えられる相手は、他には誰もいなかったんだ。
見ないふりして、自分自身の嘘を信じてるふりして、現実の蓋を開けることから逃げ続けて、カッコつけながら甘え続けた結果……。
「俺たち、もう元の関係には戻れなかったよ。偽っていた期間が長かった分、爆発した反動は大きかったから」
そうだ。とても笑い話にはできなかった。
ちょうど卒業の時期で進路が別々だったこともあり、関係が回復できるだけの時間もなく、以来もう二度と連絡を取ることも、会うこともなかった。
あのとき胸にささった刃物の先が、棘のようにずっとずっと残って、この胸をジクジクと責め続けている。
取り返しのつかない幼さと、愚かさと、後悔の象徴として。
「でも叶と過ごした時間を、捨てることはできない。たとえ偽りの笑顔であったのだとしても、心の奥に残った棘と同じように、あの毎日を大切に思う気持ちも思い出もまた、本当だったから」
もうこれ以上自分を責めることはできなかったから、責める相手は、親友以外に見当たらなかった。
甘えられる相手は、他には誰もいなかったんだ。
見ないふりして、自分自身の嘘を信じてるふりして、現実の蓋を開けることから逃げ続けて、カッコつけながら甘え続けた結果……。
「俺たち、もう元の関係には戻れなかったよ。偽っていた期間が長かった分、爆発した反動は大きかったから」
そうだ。とても笑い話にはできなかった。
ちょうど卒業の時期で進路が別々だったこともあり、関係が回復できるだけの時間もなく、以来もう二度と連絡を取ることも、会うこともなかった。
あのとき胸にささった刃物の先が、棘のようにずっとずっと残って、この胸をジクジクと責め続けている。
取り返しのつかない幼さと、愚かさと、後悔の象徴として。
「でも叶と過ごした時間を、捨てることはできない。たとえ偽りの笑顔であったのだとしても、心の奥に残った棘と同じように、あの毎日を大切に思う気持ちも思い出もまた、本当だったから」