イジワル副社長に拾われました。
「さすがですね、さゆりさん。ちょっとしたおつまみでもすごくキレイ!」
感嘆の声を上げる私を見てクスリ、と笑うと、隣に航さんが腰を掛けた。
「じゃあ、改めて。メリークリスマス」
「メリークリスマス!」
航さんの出してくれたワインは少しフルーティーで甘い香りがした。
とっても飲みやすくて、気をつけないと酔っぱらっちゃいそう。
「完全に酔う前に話しておくかな」
ワインを一口飲んだ後、航さんがそう呟いて立ち上がった。
何もわかっていない私の前に、一枚の紙が広げられた。
「来年度の香月化粧品の企業コピーだ」
「見てもいいんですか?」
航さんがうなずいたのを確認して、私は紙へと目を移す。
そこにあったのは、『Lady Go!』という文字。
でも、なんとなく違和感が残る。
だって、レディゴーって言ったら……。
「つづり間違ってないか? って思ってんだろ」
心の中を読み当てられて、コクリ、とうなずくと、航さんがニヤリと笑った。
「これ、琴乃見てて思いついたんだよ」
「え? 私?」
「ああ。自分に自信がなくて、お人好しで、何でもすぐにあきらめて。そんなお前見てたら言ってやりたくなったんだよ。もっと自信持って、前に進んでみろって」
「前に、進む……」
「『どんな時でも前向きに、元気よく。輝く女性になるために走り出せ』そんな女性の力になる商品を作り出して、提供する。もちろん今までもそうだったけど、来年は更にその気持ちを前面に打ち出して商品展開をしていこうと思ってる」
力強く言い切った航さんの強い瞳が、少し柔らかくなって私の方を向いた。
「どう思った?」
「すごく、いいと思います。私もお化粧することによって気分が変わったり、新しい自分になりたいときにはいつもと違う色を選んでみたりしようかなって思うこともあるから」
「そっか」
「航さん……。私、航さんのそばで、頑張ります。航さんに似合う、魅力的な女性になれるように努力しますね!」
「ま、無理しない程度に頑張れよ」
ニッコリと微笑むと、航さんの笑顔が少し意地悪な笑顔に変わった。
あれ? と思った瞬間、私の唇は奪い取られていて。
優しく、触れるように何度もキスが振ってくる。
感嘆の声を上げる私を見てクスリ、と笑うと、隣に航さんが腰を掛けた。
「じゃあ、改めて。メリークリスマス」
「メリークリスマス!」
航さんの出してくれたワインは少しフルーティーで甘い香りがした。
とっても飲みやすくて、気をつけないと酔っぱらっちゃいそう。
「完全に酔う前に話しておくかな」
ワインを一口飲んだ後、航さんがそう呟いて立ち上がった。
何もわかっていない私の前に、一枚の紙が広げられた。
「来年度の香月化粧品の企業コピーだ」
「見てもいいんですか?」
航さんがうなずいたのを確認して、私は紙へと目を移す。
そこにあったのは、『Lady Go!』という文字。
でも、なんとなく違和感が残る。
だって、レディゴーって言ったら……。
「つづり間違ってないか? って思ってんだろ」
心の中を読み当てられて、コクリ、とうなずくと、航さんがニヤリと笑った。
「これ、琴乃見てて思いついたんだよ」
「え? 私?」
「ああ。自分に自信がなくて、お人好しで、何でもすぐにあきらめて。そんなお前見てたら言ってやりたくなったんだよ。もっと自信持って、前に進んでみろって」
「前に、進む……」
「『どんな時でも前向きに、元気よく。輝く女性になるために走り出せ』そんな女性の力になる商品を作り出して、提供する。もちろん今までもそうだったけど、来年は更にその気持ちを前面に打ち出して商品展開をしていこうと思ってる」
力強く言い切った航さんの強い瞳が、少し柔らかくなって私の方を向いた。
「どう思った?」
「すごく、いいと思います。私もお化粧することによって気分が変わったり、新しい自分になりたいときにはいつもと違う色を選んでみたりしようかなって思うこともあるから」
「そっか」
「航さん……。私、航さんのそばで、頑張ります。航さんに似合う、魅力的な女性になれるように努力しますね!」
「ま、無理しない程度に頑張れよ」
ニッコリと微笑むと、航さんの笑顔が少し意地悪な笑顔に変わった。
あれ? と思った瞬間、私の唇は奪い取られていて。
優しく、触れるように何度もキスが振ってくる。