靴ひも

それは急に始まった。

メール表示画面に現われる。

《メールできる!?》

という一言。

彼がなんで私に目をつけたのかわからないけど、私はそれがすっごくうれしかったんだ。
そんな彼の名前は啓太…
彼とは何故か同じ委員会で、同じように仕事をする仲だった。

私は当たり前のように、

《できるよ!》

と一言返して毎日毎日メールを楽しんでたんだ。

学校では進んで話す訳じゃないのに、メールでは些細な事から色々盛り上がった話しまで、彼からくるメールが楽しくて仕方なかった。

そんな私に芽生えた感情...

今思えば…
これこそが全ての始まりだったのかなぁ・・・


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