溺愛ドクターに求愛されて
「あ、おかえりなさい。し、仕事してきたのに。寝ちゃっててごめんなさい」
裕介は仕事をしてたのに先に寝てしまった事が申し訳なくて謝る私の頭を撫でて裕介は眉を下げて微笑む。
「ただいま。謝るのは俺の方なのに、寝てていいって言ったでしょ。いつも起きて待っててくれて、嬉しいけど悪いと思ってるんだよ。本当に大丈夫? 悪い夢でも見たの?」
そう言った裕介が私の目から溢れる涙を親指で拭ってくれる。
夢を見て泣いてるなんて、子供じゃないのに恥ずかしい。
「だ、大丈夫。ちょっと昔の夢を見ちゃって」
私がそう言うと、裕介の顔がみるみるうちに険しくなる。
「昔のって……沙織みたいな凄くかわいい彼女がいるのに浮気したバカな男の夢?」
裕介の言葉に私は慌てて首を横に振る。
ちょっとは夢に出てきたけど泣いてたのは裕介が私を置いて行っちゃったからで。