溺愛ドクターに求愛されて

裕介さんが私が怖がってることに気付いてくれたから。裕介さんは甘えさせ上手…なのかな。


「俺にとっては分かりやすくてすごく可愛いけどね、舞依ちゃん」


あ、何か舞依ちゃんて呼ばれてちょっと複雑な気持ちになっちゃった。


本当に、何でこの名前名乗ったかな、私。


自分でその名前を名乗ったくせに裕介さんにちゃんと自分の名前で呼んでほしいって思うなんて、勝手だな、私。


そう思ってると料理とお酒が運ばれてきて、会話が途切れた。


「食べようか」


そう言った裕介さんが私にグラスを向ける。それに自分のグラスをコツンとぶつけて、私は久しぶりに飲むお酒を口にいれる。


かなり久しぶりに飲んだけど、おいしいかも。


「そんな顔するなら、ちゃんとした名前教えてくれればいいのに」


裕介さんにいきなりそう言われて、私は口にいれたお酒を吹き出しそうになった。


慌ててそれを飲み込んで、裕介さんを見ると肩を震わせて笑っている。


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