溺愛ドクターに求愛されて
「え、何?どうしたの?」
驚いた顔をする裕介さんを見上げて私はその看板を指差す。
「だって、へび……出ます?」
その看板には写真つきでへびと虫に関しての注意書があってへびという生物がこの世で一番苦手な私はそれだけで泣きそうになってしまう。
「怖がりでへびが苦手なんだ。本当に可愛いな、沙織は。
こんな可愛い子、初めてだよ」
笑われて恥ずかしいけど、本当に苦手だから仕方がない。
「俺は見たことないから、大丈夫だよ。もしいても何とかしてあげるから、ね」
裕介さんに優しくそう言われて少し安心して頷くけど、そうなると物凄く恥ずかしくなってきてしまう。
「す、すいません。本当に苦手で」
階段を登りながら謝ると裕介さんは私の事を笑いながら振り返る。