溺愛ドクターに求愛されて
「そんなかわいい事されたら我慢できなくなるな。ねえ、沙織の事……俺のものにしていい?」
それが何を意味するのか、分からないわけではない。きっとこれが一夜限りの事だとしても、それでもいいと思った。
どうしてか分からないけど、私、この人に触れてほしいと思ってる。
本当に私、どうしちゃったんだろう。
その言葉に頷いた私に裕介さんは嬉しそうに笑った。
そしてまた長いキスをして、服の裾から入ってきた裕介さんの長い指が私の素肌を撫でる。
「沙織、ベッド行こうか」
そう言った裕介さんが私の事を抱き上げる。
生まれて始めてされたお姫様抱っこに恥ずかしくなって裕介さんの胸に顔を埋めると裕介さんの小さく笑う声が聞こえた。
優しく私をベットに下ろした裕介さんが、窓の外を見た。
それにつられて外を見た私の目に、綺麗な満月が映る。