同期と同居~彼の溺愛中枢が壊れるまで~


「ちなみに、別荘ってどこなんですか?」


軽井沢とか那須高原とか、勝手に国内の避暑地を想像していた私の耳に入ったのは、全く想定外の場所。


「グアム」


はぁぁ……。やっぱり、王子が行くところはスケールが違うわ……。

でも、そしたら今年の夏はそんなリゾートで過ごせるってこと?

大好きな迅も一緒に……やばい、楽しみ過ぎる!





一気に南の島に向けての期待が高まってしまった私は、その日の仕事終わりに迅を誘って、とあるショップを訪れた。

店じゅうがカラフルな色があふれるそこは、夏限定でオープンしている水着ショップ。

グアムの件は迅も快く了承してくれて、みちるの水着なら俺も選びたいと、進んで付き合ってくれている。……んだけど。


「これ……? 布の面積少なくないか?」


ひと通りの水着を見た後で私が一番気に入ったビキニを眺め、迅がかなり険しい顔をしている。


「でも、グアムだよ? ちょっと大胆なのにチャレンジしたくない?」

「……これを着たいなら、強制的にパーカーみたいなの上から羽織らせる」

「それじゃ意味ないじゃん!」


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