箱入り娘と黒猫王子
今の…気のせい?

って当たり前か。気のせいも何も、私じゃなくてみんなに対しての笑顔だよね。うん。

紫ノ宮会長…本当に綺麗な顔だったなぁ…。

優しそうな笑顔に、透き通るような声、モデルみたいなスタイル…。

さっきのメガネの先輩と言い、生徒会は美形揃いなのかな?

その後の会計報告で、さっきのメガネの可愛い先輩が富樫先輩という名前だと発覚。

それから各委員会の連絡etc..ののち、終わった生徒総会。

やっと終わったと皆が嬉しそうに笑いながら教室に帰っていく。

うちのクラスは平ヤンが面倒臭がって今日はHRがないので、自由解散。



「じゃあふら、また明日ね」

「うん、また明日ねるうちゃん!」



るうちゃんとも別れ帰ろうとドアをに向かったその時、



「「「キャーーーーー!!!!」」」



えっ、何?!何???!

突然悲鳴とも取れる嬉声が廊下に響き渡る。
まるで、学校にアイドルでも来たかのような女子の声…。
< 13 / 72 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop