愛と音の花束を
第6曲『カンガルー』。
2台のピアノで、飛び回るカンガルーをあらわす。またも2人のセンスに唸ってしまった。

第7曲『水族館』。
2台のピアノのアルペジオが、ゆらゆら・キラキラ輝く水を、フルート・鉄琴・弦が泳ぐ魚たちをあらわす、幻想的で涼しげな曲。

第8曲『耳の長い登場人物』。
ファースト・セカンドヴァイオリンが、ろば(第3曲の激しいろばとは違う、おとなしい種類らしい)の鳴き声をあらわす。

第9曲『森の奥に住むかっこう』。
2台のピアノが静かな森の雰囲気を醸し出すなか、クラリネットがかっこうの鳴き声を響かせる。

第10曲『鳥』。
フルート・弦・ピアノで金網の中を飛び回る鳥をあらわす。

第11曲『ピアニスト』。
動物園の中にピアニストをぶちこむ皮肉さ!
楽譜には“初心者が弾くように努めて下手に演奏すること”という但し書きがある。
朗読の井上さんがわざわざそのことを伝えた。
さて、それなりに上手く弾くピアニストが多い中、2人はどう弾くのか?

那智と早瀬先生はピアノ越しに目を合わせ、ニヤっと笑い、同時に弾き始めた。

……で、思わず吹き出しそうになった。

堪えられなかった人は隣の環奈をはじめ、あちこちに。

間違える、走る、転ぶ、つっかえる……

そんなに下手に弾いていいの⁉︎
っていうか下手っぽく弾けるのは逆にすごいのか?

後半走ったように見せかけてアッチェレランドして(テンポを速めて)、アタッカで(間を置かずに)次の曲へ入った。

第12曲『化石』。
前曲に続き、動物園に化石⁈と耳を疑うテーマ。でも木琴とクラリネットが印象的な楽しい曲。
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