狼な彼と赤ずきん
「おい!公安警備団!」
しかし、大剣は振り下ろされなかった。
森に攻め込んできた時のアドランと同じ、金色の甲冑を身につけた騎士団が、公安警備団と呼ばれたその集団に馬ごと突っ込んだからだ。
何人かが馬の下敷きになる。
「俺は騎士団長のギルバート!つい先程、貴様らの悪事をすべて暴いたところだ……公安警備団!」
ギルバート――アドランの父親が声を張り上げる。
息子なんかよりもよほど凛々しく、迫力がある。
本来騎士団は公安警備団よりも下の地位にあるはずなのだが、それでも何人かの警備団員がびくりと背を震わせたほどだ。
「森が不浄だと言い始めたのも、獣人が汚らわしき者と呼ばれるように影で仕向けたのも、人間を連れ込んで洗脳すると噂を流したのも、すべて貴様らだな!」
しかし、大剣は振り下ろされなかった。
森に攻め込んできた時のアドランと同じ、金色の甲冑を身につけた騎士団が、公安警備団と呼ばれたその集団に馬ごと突っ込んだからだ。
何人かが馬の下敷きになる。
「俺は騎士団長のギルバート!つい先程、貴様らの悪事をすべて暴いたところだ……公安警備団!」
ギルバート――アドランの父親が声を張り上げる。
息子なんかよりもよほど凛々しく、迫力がある。
本来騎士団は公安警備団よりも下の地位にあるはずなのだが、それでも何人かの警備団員がびくりと背を震わせたほどだ。
「森が不浄だと言い始めたのも、獣人が汚らわしき者と呼ばれるように影で仕向けたのも、人間を連れ込んで洗脳すると噂を流したのも、すべて貴様らだな!」