狼な彼と赤ずきん
「何をいまさら言ってんだ、馬鹿」



「いまさら、とかじゃなくて。狼さんの本音を聞きたいの」



子供のようにだだをこねる私。


狼の瞳が猛獣のようにぎらりと光った。



――あ、これって。



「だから、そんなに知りたいなら教えてやるよ。体に直接な」



「ちょ、違っ、そういう意味じゃ……」



「煽ったお前が悪い。というわけで、ベッド行くぞ」



私はあっさりと狼に抱きかかえられ、ベッドに連れて行かれてしまう。


まだ、昼間なのに。


私は、抵抗することができない――。
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