背番号6、最後の青春
俺がそれから、と話を続けようとすると、俺を呼ぶ声が聞こえてきた。
「おい、真矢早くしろ!」
俺を呼んでいるのは裕翔だった。
分かったと答えてそちらに向かうと、思い切りビブスを投げられる。
それを受け取りフィールドに立つ前、ちらっと弘也を見ると、陸空先輩や俊太たちと楽しそうに話していた。
裕翔の言ったとおり、疲れていただけなのかもしれない。
そういえば最近は後輩に抜かれまいと気を張りすぎていた気もする。
無理のし過ぎは禁物だ。1日くらい、ゆるっと練習してもいいのに。
休むことを知らない弘也が、自分から休むことなんてないのだろうけど。
B戦の30分は本当にあっという間だった。
どうせならA戦と同じ40分やりたいものだ。
それにB戦は、前半はベンチにいた人を出すが、後半はベンチ関係なしに出す。
そのためプレイできるのはたった30分だ。
また何回か試合をしていくうちに出番は来るけど、やはり前半だけというのは物足りない。