背番号6、最後の青春
でもとりあえず、相手の出方などをこの身でしっかりと体験させてもらうことができた。
良いところは盗むものだ。相手のうまいプレイは参考にさせてもらおう。
…でも、1人抜けたけど無理やりすぎたかな。それは反省しないと。
いろいろと反省点などを思い浮かべながらベンチの方に戻る。
椅子はA戦に出たスタメンに占領されているので、仕方なく弘也の足元に座る。
「お疲れ〜」
ニコッと笑う弘也に、「おう」と短く返事をした。
「筋肉痛…だっけ。湿布いるか?」
そう聞くと、目を輝かせてあるのかと聞いてくる。
「あるなら欲しい!とりあえず湿布貼っとけばなんとかないそう!」
「はは、湿布最強すぎるだろ。まあ、俺が持ってるわけじゃないんだけど」
「なんだそれ?!」と突っ込む弘也と、いつものように笑いあったあと、俺は湿布を取りに立ち上がった。
「あれ、真矢どこ行くの?」
弘也も同じように立ち上がり、俺の後を追ってくる。