潮風とともに
彩花さんの後を追って会議室にはいる。
彩花さんは奥の椅子に座って、私にも座るように促した。
「瑠碧、この間の万里江の騒ぎとあなたと彼が別れたのは関係があると思ってもいいのよね?
あの翌日、会社に万里江宛の内容証明が届いてね。
それを見た万里江が発狂して、そのままずっと出勤してきていないの。」
彩花さんはふーっとため息をついた。
万里江、来ていないのか、、、
自分がしたことが、どれだけ愚かなことなのか分かったんだろうか。
私は何故彼と別れたのかを話、そしてそれに万里江が関わっていて、弁護士から内容証明を送ってもらったことを伝えた。
兄からメールには今日が内容証明の返答期限だと言っていた。
「私はもう、彼とも万里江とも関わりたくはありません。仕事場は仕方がありませんけど、
浮気をして、人を不幸にするような人間に、
今から結婚しようとしている人たちのお手伝いなんてしてほしくなかったんです。
だから、彼には未練なんてなくても、万里江には内容証明を送りました。
ご迷惑おかけして、すみません。」
私は頭をさげた。
「それは当たり前のことよ。あなたの婚約はみんなが知っていたことだからね。それに、あなたの言い分は最も。
みんなかま思ってるんじゃないかしら?
まぁ、万里江が欠勤してることがね。。。
でもそれもあなたのせいじゃないから。」