潮風とともに
私が早口で捲し立てると、
お兄ちゃんは今近くにいるからすぐに行くと言って電話を切った。
10分位経ったころ、会議室のドアがノックされ、彩花さんの声が聞こえたので、私はドアをあけた。
「今第二会議室にお兄さんと万里江がいるわ。
こんな騒ぎになってしまったから、支店長もいる。
それに、万里江のご両親もいるわ。
お兄さんがあなたを連れてくるように言っている。」
「分かりました。ありがとうございます。」
私は彩花さんに、お礼を言ってからすぐに第二会議室に向かった。
早く決着をつけてしまいたい。
これが終わらなければ、波瑠と一緒にはなれない。
この騒ぎが落ち着いたら、辞表をだそう。
できれば3月いっぱい。
沖縄で一から波瑠とスタートをきりたい。
リゾートウエディングのプランニングも楽しそうだし。
そんなことを考えながら第二会議室にむかい、
ドアをノックして扉を開けた。