潮風とともに


昼食を食べ終えて、私たちは観光のために実家を後にした。

波瑠はお母さんからお土産を渡されて困りながらも受け取っていた。



駅までの歩く道のり、手を繋いで歩く。


それだけで幸せな気持ちになる。



来月、沖縄に行くためにチケットとらなくちゃな。

また連休取れるかな……


彩花さんに三連休だけでももらえるようにお願いしよう。





難波につくと、人の多さに波瑠は驚いていたけど、
ギュッと、手を繋いで目につくお店に入ったり、

glicoの看板を背にして写真を撮ってもらったりした。



お笑いは初めて生で見たらしく、波瑠が珍しく声を出して笑ったいた。



「あぁ、楽しかった。こんなに声出して笑ったの初めてかもしれない。」


波瑠は相当楽しかったようで、ニコニコとしている姿が可愛い。


「喜んで貰えてよかったよ。お好み焼き、食べてから帰ろうね。」



私たちは近くにあったお好み焼きを食べてからマンションに帰った。


お風呂に入ってから二人でベッドで寛ぐ。

「瑠碧の家族は本当に面白い人たちで、温かくてさ。瑠碧がこんなに優しい理由がわかった気がしたよ。
それに、来月、入籍のお許しもでたしね?」

波瑠がイタズラな顔をして言った。


「ねぇ、波瑠。波瑠は本当に、それで大丈夫なの?
まだ付き合って2ヶ月で入籍なんだよ。」


私は波瑠の気持ちが不安になった。


「俺はすぐにでも一緒になりたいから嬉しくてどうにかなりそうだよ。ご両親に認めてもらえたんだからね。

でも、春までは一緒に住めないからさみしいよ。。。」


そう言って波瑠は私の胸元に顔を埋めた
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