潮風とともに
そっと、ミキちゃんがティッシュを手渡している。
「そうか。。。
瑠碧ちゃん、波瑠をよろしくお願いします。
こいつは知ってのとおり、不器用で無愛想。だけど、守るべきものは分かっている男に育っているのは間違いないから。安心して、お嫁においで。」
「っはい!よろしくお願いします。。。」
私も思わず目に涙を溜めながら頭を下げた。
「父さん、ありがとう。」
波瑠も同じように頭を下げた。
「さぁ!!御祝いだ!!!母さん料理だして!
波瑠の入籍の前祝いさぁ!」
そうお父さんが言うと、お母さんは涙を拭ってキッチンに向かった。
私も何か手伝おうと立ち上がると、波瑠がフッと笑うと優しく笑ってくれた。
「お母さん、お手伝いします。」
私が後ろから言うと、バッと振り替えって満面の笑みで頷いてくれた。
準備をしていると、お父さんやミキちゃんが読んだのか、弘人さんと正人さん、やすくんまで来ていて、親戚の方々や、お父さんの職場の方まで集まっていた。
その光景に、驚きを隠せずにいると、
お母さんがプッと笑って背中をポンポンとたたいてくれる。
「ビックリしたでしょう。私もね内地から嫁に来たから初めはこの光景に驚いて、慣れるまでに時間がかかったものよ。だから、瑠碧ちゃんも大丈夫。
親御さんと離れて知らない土地で暮らす不安も分かるから。なんでも相談してね?もう、私はあなたのもう一人のお母さんなんだから。」
そうお母さんに、優しく言われて涙が溢れた。