潮風とともに


それからというもの、波瑠は今まで以上に過保護になり…


安定期に入るまで、仕事もするな!という波瑠の言葉はなんとか説得して許してもらい、、、

だってまだ始動したばかりのブライダル部門なのに、抜けるわけにはいかない。

せめて産休に入るまで、引き継ぎをしていかないと。。


家でも、掃除や洗濯は波瑠がしてくれて、
私は料理をするだけ。

波瑠のお父さんとお母さんも家が隣なこともあって、私がつわりで辛いときや、貧血が酷いときはいつも支えてくれていた。
そんな波瑠や周りのおかげで無事に安定期を迎えることができた。



「ねぇ、波瑠。もう、安定期に入ったし、そろそろ名前を考えてたほうがよくない???」

夕食後のリビングでのまったりタイム、ソファーに座ってテレビを見ていた波瑠の隣に座る。


名前は私たちから赤ちゃんへの最初のプレゼントになるし、素敵な名前を送りたい。

「そうだなー。実は少し考えてるのがあってさ。。」

「そうなの?もう、言ってくれたらいいのにー。
ねぇ、どんな名前??」


「んー、男の子なら湊(みなと)、女の子なら碧(あおい)がいいなーって思ってさ。」


湊と碧かー!響きも漢字も素敵。

「素敵な名前!私も気に入ったよ。碧は私からとったの??」

「あぁ、俺の愛する瑠碧の名前からとったよ。」


波瑠の甘い瞳が私を映す。

「女の子なら、瑠碧ににてかわいくなるだろうな。」
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