潮風とともに

幼い頃からハワイ出身のおばあちゃんの影響を受けてフラダンスを続けてきた。

今でもおばあちゃんとお母さんがやっている教室で私も一緒になってフラダンスをしている。

おばあちゃんはハワイでクムと呼ばれるフラダンスの先生で教室は子どもからおばあちゃん世代まで幅広く通ってきている。


フラをしているのもあって、お尻に付くくらいの長い髪の毛もずっと付き合ってきていると邪魔にはならないから不思議。


まぁ、手入れは大変だけど……


「瑠碧、スキューバって13時の予約じゃなかった?
もう時間になるし、いこ!たのしみーー!」

「ほんとだ。もう時間だし、フロントいこっか。」

そう言うとフロントへと向かった。


フロントへ行くとさっき美穂が好みだと言っていた男性が立っていて、こちらに気がつくと笑顔をむけてくれた。

この人は本当ニコニコしてはるわ。

「すみません、13時からスキューバ予約してたんですけど。」

美穂が可愛い声で声をかけた。


「13時からですね。少し早いですが、案内しますね。」

そう言うと、その男性はフロントから出てきた。

「お二人は大阪からですよね?どうですか?沖縄は。」


「今日着いたばかりで、、でも海も空も空気も綺麗で、すごく癒されます。」

男性に聞かれた美穂がニコニコしながら背の高い男性を見上げて言った。
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