潮風とともに


「お二人は美人だから、さっきフロントへ来たときから男性スタッフが賑やかなんですよ。」

そう言うと美穂が嬉しそうに男性の腕に手を触れた。

「そんなことないですよ。ね?瑠碧。二人ともフリーですし。」

そういってアピールを忘れない。

ほんと、美穂はすごい。
短大の時から合コンに行ってはイケメンを捕まえていたし、
今での彼氏もみんなイケメンばかり。

そんな美穂も最近は遊ぶことを辞めたのか一年近く彼氏はいない。


「フリーって嘘でしょ。こんなに美人なのに、大阪の人達がほっとくわけがない。」

美穂に腕を触られて満更でもないのか、嬉しそうにしている。

「本当ですって!」

「じゃあ、今日の夜ご飯誘ってもいい?
美味しい沖縄料理の店、連れて行くよ。」

「いいんですか??」

そう言うと美穂がこちらに向いた。

もう、、、わかったよ。


私は小さな溜め息をつくと、美穂を見て頷いた。

「瑠碧も良いって言ってるし、よろしくお願いします!」


「良かった。じゃあ、俺仕事18時までだから、18:30にホテルの入り口で待ってて。」


「わかりました!楽しみにしてますね?」

美穂はまた上目遣いで男性の腕に手を置いた。
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