潮風とともに
18:30にホテルの入り口で二人並んで待っていると駐車場の方から歩いてくる二人の人影が目にはいった。
相手はこちらに気がついたようで、大きく手をふってくれた。
「相澤さん!重田さん!こっち!」
そう言って手を振っているのは仲間さんだった。
いつの間にか名前を聞き出していた美穂からさっき教えてもらったばかり。
二人で、仲間さんの元へと歩みよると、隣には赤嶺さんが立っていた。
「こんばんわ。俺は一人じゃ何だから波瑠も誘ったんだ。」
「こんばんわ。」
赤嶺さんはこちらにぺこりと頭をさげた。
「こんばんわ。四人ならちょうどいいし!もうお腹すいたから行こう!」
美穂が明るい声で仲間さんに微笑みかけながら言った。
「じゃあ早速行こうか。」
そう言うと仲間さんは車のドアを開けてくれた。
私たちが後部座席に乗り込むのを確認すると、滑らかな滑り出しで車が走り出した。
車の中でも仲間さんと美穂のおしゃべりは止まらず、
私と赤嶺さんは聞き役に徹していた。
「さ、ついたよー!」
そう言うと車から降りる仲間さんを見て私たちも車から降りた。
居酒屋のような店構えで、中からは沖縄民謡が聞こえてくる。
「いらっしゃい!!!おぅ弘人と波瑠じゃん。
奥あいてるよ!お??今日はすごい美人連れて!どこで引っ掻けてきたんだよ!!!」