潮風とともに
「っな!!!!!どうゆうことですかっ?
私、部長から聞いたって言ってるじゃないですか。
他に誰がいるっていうんですか!!」
万里江が声を荒立てたのが周りに伝わったのか、電話口がざわついている。
『小野さん?どうかしたの。何かトラブル?』
遠くで部長の声が聞こえてきた。
「万里江、あんたの事は今はどうでもいいから。
部長に変わりなさい。」
私が語気を強めていうと、息を飲む音が聞こえた。
「もしもし。お電話かわりました。田中ともうします。」
「彩花さん?瑠碧です。すみません、万里江が大声だしてご迷惑おかけしました。今電話大丈夫ですか?」
私は先程までの騒ぎを謝った。
「大丈夫よ。今休憩から戻ってきたところ。
それより、沖縄はどう?楽しんでるの?」
「はい。すごく!彩花さんにも紹介したい人がいて、
あの、今も一週間休んでるのにこんなことをお願いするのもなんなんですけど……
来月の20日から23日まで公休二日の有休二日取ってもいいですか?理由は帰ってからお話しします。」
「それはなに?いい話なのなね?分かったわ。
今回事と合わせて聞かせて。
それより……万里江と何があったの。」
最後の方は聞こえないようになのか、声を抑えて聞いてきた。
「それも、ハッキリしたらお話ししますね。
さっきの事と一緒に話せると思います。」
「わかった。じゃあ、気を付けてね?」