拗らせ女子に 王子様の口づけを

同期の高宮と社食に行く。
最近結婚の決まったこいつは浮かれすぎてて相手である同じ同期の柴崎の話ばかりだ。飯ぐらいゆっくり食いたい。


社食で同期の柴崎、本田、守屋がいた。

「ごめん、ここいい?」

8人掛けのテーブルに3人並んで座ってる。おかしくないか?この位置。

「後から後輩が来るのよ」

と、守屋ににこやかに言われる。
こいつのこの笑顔は何か企んでる顔だ。


当然のように柴崎の隣へ高宮が座る。
あぁ良かった。
ゆっくり飯が食える。


「すみません。遅くなりました」

声のする方へ顔を向けると、沙織が居た。
守屋達と待ち合わせをしていたようだ。
沙織は………弁当か。


「なんで奏ちゃんがいるの?」

「サオ、会社だぞ?」

「いや、休憩中だし。『野々宮主任』のが良かったです?」


相変わらずニコニコと軽口を叩く沙織。
久しぶりだなこの空気。
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