拗らせ女子に 王子様の口づけを

私達の会話に隣の三矢が眉間に皺をよせる。

「おい、みのりちゃんってなんだよ?お前いっつもはぐらかすけど、迎えに来てるの彼氏じゃないのかよ」


「えっ?いやぁー彼氏ではないんだけど、、、彼氏みたいなぁ、、、」


「はっきりしろよ」


「もぉーーー奏ちゃんのバカっ!」


瑞希達も興味津々だ。


「きゃーープライベートが謎だった沙織ちゃんのこんな話が聞けるなんて!だっていっつも上手く交わされるんだもん、野々宮、教えて! 」


「そんな大した話じゃないですよ」


ため息混じりにそう答えれば、


「何でもいいのよ。なんか沙織ちゃんって構いたくなるのよね。謎だらけだし」


麻美と環も声を揃えて楽しそうだ。

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