拗らせ女子に 王子様の口づけを
「も、、、もしもし?」
がやがやする後ろの雑音を敏感に感じとり、低い声で名前を呼ばれる。
「沙織?なんでまだ外?」
ウヒャッッ。
「ご、、、ごめん?か、、、会社の人達と飲みに来ることになって」
「へぇ。聞いてないわよ?迎えに行くから、終わったらちゃんと連絡して?」
「だ、、、大丈夫だって!ちゃんと一人で帰れるから」
「そう言って、この前も電車間違えたでしょうが!」
「きょ、今日こそは大丈夫だって!」
周りの興味津々の視線に堪えられなくて、部屋の隅の方へ移動してコソコソ話す。