拗らせ女子に 王子様の口づけを




「ごめんね、みのりちゃん。相変わらず綺麗だね。いつも適度にしか飲んだことがないなんて沙織が言うから、限界を知るのも大事だよって、同僚達がふざけたんだよ、悪かったね。今日なら俺もいるし、みのりちゃんもいるなら安心だしね。こんな時しか飲めないだろ?」


この人も相変わらずなのね。
さらっと綺麗なんてよく言えるわ。


お互い喰えないもの同士探りあいをする。
いつものことだ。


「はぁ、、、駄目ですよ。沙織は飲ませ過ぎるとスキンシップが激しくなって、周りが混乱するんですから」


チラリと隅で固まる三矢を見て、ため息をつく。


あーあ。
又余計な虫が付いたじゃない。


「あのっっっ。私、沙織ちゃんの先輩で野々宮の同期の守屋と言います」


キラキラした目でみのりの前に来た美少女に、みのりの目が見開く。


きゃぁぁぁぁ!!!!!
美少女!美少女だわ!!
先輩?年上なの?年上!?


可愛いものが大好きなみのりは、詰め寄る美少女に目を奪われ、冷静を装いながらこれ以上ない笑顔を向ける。


その笑顔を一直線に受けた瑞希の頬がポッと赤くなる。

「初めまして。今日は突然お邪魔してすみません」


その様子を見て、同様に赤くなる環や麻美、三矢を見ながら、高宮が苦笑する。








< 44 / 162 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop