拗らせ女子に 王子様の口づけを
「あの、、、野々宮からね、みのりちゃん面接を受けたら、沙織ちゃんとご飯に行けるって聞いたから、、、お願い!面接してください」
両手を合わせてコテンと首を掲げる。拝むようにみのりを見て、お酒で潤んだ瞳を真っ直ぐに向けられて堕ちない男はいない。
それはみのりに対しても有効だったようで、瑞希の言っていることが全くわかっ ていなかったが、思わず頷いてしまった。
「えっ?え、、、えぇ。特に私は何をすれば?」
「私は合格?」
「合格?も、、もちろん。こんなに可愛い人、沙織以外に久しぶりに会いました」
「よし。これで私が会社では沙織ちゃんの保護者ね!」
意味のわからない会話を続ける二人に奏輔は笑いが止まらない。
「クククッ、、、二人とも噛み合ってないよ。ハハッ。みのりちゃん、実はね。沙織がみのりちゃんに迎えに来てもらってる理由がバレちゃったんだ」
バラした張本人が飄々と言う。